モルタル?サイディング?家づくりで知っておきたい壁の種類~その1.モルタルの特徴~

モルタル?サイディング?家づくりで知っておきたい壁の種類~その1.モルタルの特徴~

家づくりでは、間取りや設備など、日常的に使う室内にもこだわりを持ちたいものですが、外から見たときの“見た目のデザイン”がどう見えるかも気になりますよね。

一般的に、外壁材の選択肢として、「モルタル」と「サイディング」があげられますが、いったいどっちを選べば良いでしょうか。

今回はモルタルの特徴やメリット、デメリットを紹介していきます。

◆かつて人気があったのは「モルタル」

モルタル壁は、水やセメント、砂を混ぜ合わせたものを壁に塗りつけて仕上げていく壁です。その壁を下地とし、上から塗装によって仕上げていきます。昔は、住宅の壁と言えばモルタルが主流でした。今でも、モルタル壁の家はまだまだ見られますが、サイディング人気にかなり押されてきています。

◆モルタルのメリットはどんなところ?

モルタル壁は手作業で仕上げていきます。吹き付けていく方法もいろいろあるため、変わった雰囲気の壁にすることも可能です。デザインや表面の質感など、職人さんの腕によって、高級感やお洒落感も演出できます。デザインの自由度は、サイディングよりも勝っているかもしれませんね。

◆モルタルのデメリットは?

モルタルのデメリットと言えば、「ひび割れしやすい」「汚れが目立つ」という点でしょう。

小さなひび割れのうちは、それが原因で家に雨漏りが起こることはありません。しかし、それを見逃して補修をせずにいると、その規模が拡大します。大きなひび割れから雨が侵入し雨漏りを起こすと、カビや汚れ、さらには家の基礎が傷んでしまうなど、木材に多大なダメージを与えてしまうことがあります。

また、注意したいのは、職人さんの経験によって見た目に差が出る点です。過去の実績が多く、技術力が信頼できる職人さんに頼むのが理想の外壁に近づける秘訣です。ただ、手作業で仕上げていくため、工期はかかってしまうかもしれません。

◆まとめ

今回は、モルタル壁の特徴についてお伝えしました。現在はサイディングが主流なので、モルタル壁というと「ちょっと昔風なイメージ」と考える人もいるかもしれません。でも、実際には細かなデザインや模様で質感を表現できるので、オリジナリティ溢れる外壁に仕上げることもできます。

それでは、次回はサイディングの特徴についてお話したいと思います。

今回のモルタルと比較しながら、家づくりの参考にしてみてくださいね。

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